2010年11月25日

Blenderで3D>2D講座:アニメ調変換

Blenderってちょっとネットを探し回ったぐらいではなかなか情報が見つからないですよね。
操作方法に難があることも手伝って初心者にはかなり敷居の高いものだと思います。
解説サイトやまとめサイトも若干簡潔に書きすぎていたりして、
初心者にとっては何を言っているか分からなかったりすることも。
私自身まだ初心者ですが、Blenderを使うにあたってつまずいたことなどを中心に、
その自分なりの解決法を解説していこうと思います。

まず最初に断っておきますが、全くの初心者向けの記事にはならないと思います。
多少慣れ始めてきたけど・・・という人にちょうどいいかもしれません。

バージョンは最新安定版であるBlender2.49b。Pythonのバージョンは2.65です。

今回は3Dを2Dアニメ調っぽく見せるための方法についてです。
他にも方法はあるみたいですが、私なりの方法を紹介してみます。続きは↓で。



まずはアニメ調に変換する前の画像を。F12キーでレンダリング開始。

kaisetu00.jpg

光源は「Sun」のEnergy1.165にしてあります。

それでは始めていきましょう。

3Dとアニメ調の大きな違いは、アニメ調だと陰影にグラデーションが
ほとんど付いていないということです。
これを再現するためにはトゥーンレンダリングが有効です。


・設定方法
まずアニメ調にしたい(普通は全てですが)オブジェクトのうち、
1つを選択しておいてください。

1、最初にオブジェクトモードにしておきます。

2、ボタンウィンドウ(通常は下にある部分のこと)のヘッダ
(そのうちの一番上にあるアイコンがたくさん並んでいる部分)から、
「Shading」ボタン(6つボタンが並んでいる方の左から3番目、球のアイコン)を
クリックしてください。

3、その右に並んでいる5つのボタンのうち「Material Buttons」をクリックします。
これでオブジェクトのマテリアル(素材)を編集する画面が表示されました。

4、「Shaders/Mirror Trans/SSS」パネル(ボタンウィンドウのデフォルトで
左から4番目)のうち「Shaders」タブを選択し、その枠の中の左上にある
ボックス(?)をクリックして(たぶんLambertになってるかも)
「Toon」に変えてください。これでトゥーンレンダリングが有効になりました。
更に同じ部分のすぐ右下に「Size」という部分がありますから、
そこの中心辺りをクリックすれば値を入力できますので数値を1.7にします
(理由は特に説明しません。そういうものだと思って大丈夫ですw)。

5、金属物等は普通光沢を設定しますが、アニメ調だと不自然になってしまいます。
なので反射光を消すために、「Material/Ramps」パネル(デフォルトで左から3番目)
の「Material」タブを選択し、その枠の左下辺りにある「Spe」の左の
長方形をクリックして、出てきた色選択で一番左下にある黒色を選択します。
ちなみに「Shaders」タブの、先程設定した「Size」の2つ下にある
「Spec」の値を0にすることでも同じことが可能ですが、
こちらは必要な時に元に戻すのが手軽でないためあまりお勧めできません。

以下の画像に書かれている番号はそれぞれの手順の番号に対応しています。
blender解説00.jpg

これでトゥーンレンダリング化はできました。
しかし、これだけだと影の色がただ暗くなるだけです。
2Dの絵描きさんなら分かると思いますが、2D絵の影はもともとの色を
暗くするだけでなく、彩度を上げることでメリハリを付けている場合があります。
なので、影の部分の色を変える方法についても書いておきます。

6、「Material/Ramps」パネルのうち今度は「Ramps」タブをクリックし、
枠に一番上にある2つのボタンの内左側にある「Show Col Ramp」をクリック、
そのすぐに下にある「Colorband」のボタンをONにします。

7、まず透明度を無くすために下から2番目の一番左にある「A」の部分を
クリックして値には0を入力します。更に一番下の左にある「Input」のすぐ下を
クリックして「Result」に、その隣の「Method」は「Mix」にします
(この辺りは異論があるかもしれませんがひとつの方法と言うことで)。

8、ここが重要な部分です。
真ん中上方にある何やらグラデーションのかかった長方形がありますね。
ここをいじることでマテリアルの色全体を制御することができます。
右側には影の無い部分、左側には影の部分の色です。
まず右端に分かりづらいですが縦線があると思いますので、
それをドラッグさせながら左側へ少し移動させてみてください。
それからその長方形の左下にある、色のついた小さい長方形をクリックし、
そのマテリアルのもともとの色に変更します。
今度は左端にも縦線がありますのでそれもドラッグさせ、
同じように左下の長方形を影の色に変更してください。

blender解説01.jpg

9、ボタンウィンドウのヘッダのうち右側にある5つのボタンの
一番右にある「World Buttons」(地球のようなアイコン)をクリックし、
デフォルトでは左から3番目にある「Mist/Stars/Physics / Amb Occ」パネルの
「Amb Occ」タブをクリック、枠の一番上にある「Ambient Occlusion」の
ボタンをONにします。これは画面全体に薄暗く光を当てる効果があり、
影が暗くなりすぎないようにする効果があります。
現実では太陽光が乱反射して部屋の中も明るいですが、オブジェクトと
光源だけを置いただけでは光は反射せず、光が直接当たらない部分は
真っ暗になってしまいますので忘れずにしておいてください
(一番上の画像も光が当たっていない部分は真っ暗になっているのが分かります)。
出てきた設定項目は特別いじる必要はありませんが、
一番下にある「Energy」で明るさを調整することも必要かもしれません。

blender解説02.jpg


手順は以上です。これを全てのマテリアルに対して行ってください。
また、恐らくトゥーンレンダリングをする前に光源を置いていた方は、
画像が異様に明るくなっているかもしれません。
光源のEnergyを調整すれば見栄えが良くなると思います。
あと9の手順で行った「Ambient Occlusion」と
一部の光源タイプは相性が悪いので、そこにも注意してください。
私は「Lamp」か「Sun」を使っています。

更に、8の手順でドラッグさせた2本の縦線ですが、これを左右に動かすことで
どれくらい影の部分を増やすかということを設定できます。
いろいろ試してみて納得のいくようにしてください。


最後に一番上の画像のものにこの手順を行ったものがこちらです。
色合いも若干変更しています。

blender解説10.jpg


実はこの解説の内容はとある解説動画のアレンジだったりします。
まあ自分なりに更に詳しく書いたつもりではありますが・・・
その動画はもううp主さん自身が消してしまいましたけどね。
なので何かしら問題がある可能性があるため、
指摘されればすぐにこの記事を消す所存です。

無いとは思いますが間違っても私に感謝なんてしちゃいけませんよ。

posted by リック at 08:06 | Comment(0) | Blender | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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